情死変遷考

• 一、日木は世界一の心中国
• 二、心中の一番乗りは若党
• 三、心中の劇増した理由
• 四、同性愛の心中から始まる
• 五、跡追ひ心中が多かつた
• 六、心中は端女郎に多い
• 七、大近松は罪が深い
• 八、心中物を演劇にかけた始め
• 九、娘節用の木筋は心中物
• 一〇、元禄は心中の大当り年
• 一一、浄瑠璃に浮名を流す
• 一二、心中の原因は果して何か
• 一三、心中の禁令も空文となる
• 一四、栄辱を超越した者ばかり
• 一五、武士の心中俄に増加す
• 一六、何の五千石君と寝よ
• 一七、三河武士の血も涸れた
• 一八、心中の相手は遊女が多い
• 一九、唐人男と日本遊女との心中
• 二○、驚くべき明治期の心中総数
• 二一、有馬武郎氏の心中事件
• 二二、北川学士の富士心中
• 二三、時勢を示す心中の新方法

（講談雑誌）